25:名無しNIPPER[saga]
2020/01/26(日) 22:48:19.47 ID:eEyX7Fuh0
「Pさん」
「ああ」
「アイドルや、陶芸や、学校や、デートや……一つずつ積み重ねていけば、
私は……いつか、大器に成れるでしょうか」
「その為に俺が居るんだ。最後の一つは……ともかくとして」
肇が含み笑いを零す。
嘘偽りの無い、本心からの言葉だった。
肇をトップアイドルにする為なら、何だってしてやるつもりだった。
肇が歩みを止める。
ポケットから件の紙片を取り出して……少し考える素振りを見せてから、
そっと元通りにしまい直した。
「Pさん。貴方の手を借りて、私はいつか、美しい大器に成ってみせます」
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