6:名無しNIPPER[sage saga]
2020/01/17(金) 02:32:11.59 ID:zkz27ckRO
「んっ……はふっ」
きつく抱きしめると、鶴屋さんの口からそんな甘い吐息が漏れて、俺の耳朶に快感が生じた。
「キョンくん……痛いにょろ」
言われて我に返る。何をしているんだ俺は。
欲望に突き動かされるまま、理性を失って。
これではただの暴漢と同じ。自己嫌悪する。
「あ、違うよっ! えへへ、痛いのはお腹さっ!」
なんだ、お腹か。それなら、ひと安心だ。
そうかそうか、鶴屋さんはお腹が痛いのか。
それはなんとも申し訳ないことをしたものだ。
一刻の猶予もない鶴屋氏を解放しようとして。
「あっダメだよキョンくんっ! そのままあたしを抱きしめて、逃がさないようにしなきゃ!」
何を言っているのだろう、この人は。
お腹が痛い彼女をこのまま拘束しろだなんて。
Why? 何故。さっぱり意味がわからない。
「あのね、あたしはねっ、このままキョンくんの腕の中で漏らしたいの。ダメっかな……?」
ダメだけどダメじゃない。ダメなわけがない。
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