56:途中でサッとナニしながら 某2chスレで出来た魔女のもとへ向かう[sage saga]
2020/02/05(水) 00:28:31.64 ID:vPMMZRRv0
そこから先は圧倒的だった。
ドレスやスーツの異形の人形達が襲いかかればアレイスターの作った即興兵器によって薙ぎ倒されていく。時には音速の約二〇倍の速度の空気砲や肌どころか空気そのものを凍て刺す瞬間冷凍薬品等々、まるでビックリ箱のように即興兵器を出してくるアレイスターになにも出来ず無様に散っていく異形の人形達。
「ふう、こんなところか」
粗方異形の人形達を片付けて先へ進むと、更に極彩色に彩られた広い空間へと出た。先程とは違いこの空間は、そう、まるで教会の中の結婚式場のようなところであった。しかし結婚式場とはいっても白と黒のコントラストで表現されたような、祝福というよりかは陰鬱とした雰囲気を纏っているような場所だった。そしてその真ん中には、
「おやおや、あれがここ、メルヘン王国の大ボスかね」
教会の真ん中に敷かれてある細長いカーペットの先には一体の魔女がいた。
白と黒のコントラストで彩られた、光と影で出来たようなウェディングドレスに身を包んだ顔が陰り、鬱屈とした表情の女性がいた。
花嫁の魔女。
性質は鬱屈。
名をEntbehrliche Braut。
ここに銀の魔術師と魔女の戦いが始ま老としていた。
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