46:名無しNIPPER[sage saga]
2020/02/01(土) 17:18:50.61 ID:hBF2B/l50
一方の銀の少女こと糞薬中バイセクシャルド変態魔法少女アレイスたんは鳥を近くの山へ埋め、ネット喫茶へ戻ってきていた。その頃には既に辺りが静まり返り、本格的な夜へと変貌していた。
そして今日、街を散策した結果を頭の中で整理していた。
(この街は科学の街のくせして魔法少女など随分とメルヘンチックなものを抱え込んでいるな)
散策した結果を整理するといっても成果といえば夕方に出会ったあの魔法少女(?)と彼女の足下にいた謎の生命体についてだった。
(気付いていないとでも思ったのかね)
あの魔法少女(?)についてもそうだが何よりも奇妙だったのはあの謎の小動物型生命体だった。
一見するとマスコットのような愛らしい見た目だが、アレイスターには解る。あれは別の星、別の世界からきたものだと。
この街にある妙な違和感の正体の一つだった。
(何処かで感じたことのあるものだと思ったが、あの小動物擬き、ネットワークを構築していたのか)
ネットワーク。
アレイスターがキュゥべえが別の星、別の世界から来たと断言出来る根拠がこれだった。
アレイスターもかつては御坂美琴のDNAマップを元にクローンを製造し、そのクローンを使ってネットワーク、通称ミサカネットワークを構築していた。そのためか、キュゥべえの構築しているネットワークに気付いたのだ。そのネットワークの先が遥か遠くの宇宙まで繋がっていたのは驚きだったが。
「さあて、どうしたものかねぇ」
今日何度目になるかも分からない台詞を吐きながら、アレイスターはパソコンの前に座る。
この街、というよりかはこの世界はどうもおかしい(アレイスターのいた世界も十分、なんならアレイスターの方が十分におかしい)。とりあえずは当座の目標はこの街についてインターネットや街の散策等で調べることである。勿論非合法な手段も用いるが。
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