43:名無しNIPPER[sage saga]
2020/02/01(土) 09:34:13.14 ID:hBF2B/l50
「.....今更の質問だけれど、あなた魔法少女よね?」
と銀の少女へ問いかける。続けて、
「さっきの血を消す時、魔力らしい魔力を感知しなかった。だけどさっきみたいなこと、魔法でもない限り出来ないことよね?あなた一体.....?」
と問いかけた。銀の少女はそれに対して、
「私は『人間』だよ。何者でもない」
と答えた。マミは『人間』というところが妙に頭に残った。何か彼女の大切な矜持のようなものをマミは感じ取った。などと考えている内に銀の少女は、
「話はそれで終わりかね?なら私は先に失礼させていただこうかね」
鳥の死骸を手に取ると、すっかり暗くなってしまった路地裏の外へ出ようとしていた。
「あ、ちょっと!」
マミは咄嗟に彼女を呼び止めようとするが、銀の少女は手を振るだけで歩みを止めず、そのまま闇夜へと体を溶かしていった。
144Res/130.24 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20