111:松坂英治[saga]
2020/03/02(月) 01:05:26.59 ID:cYuzRuES0
対して銀の少女はくるりと体をこちら側へ向け、待っていましたと言わんばかりに凄絶な笑みを浮かべ、
「勿論さ、レディの頼みとあらば尚更」
あっさりとOK を出した。
「さて、正式に君からの頼みも聞き入れたことだ。本腰をいれてかかるぞ」
瞬間、どこから取り出したのか大きな砲台のようなものが銀の少女の前に現れ、爆音を鳴らしながら何かを撃った。そしてドッッッボッッッ!!!!という音と共に魔女の使い魔達が弾け飛ぶ光景がほむらの瞳に映った。
「邪魔者は蹴散らした。It's a crazy party time(楽しいパーティーのお時間だ).さあ、先へ行くぞ。パーティー会場はこの先にある。」
「え、ええ」
こうしてワケあり魔法少女と銀の変態少女(?)はマミ達を助ける為に行動を開始した。
ある程度進めば使い魔は出てくる為その度に銀の少女と連携して使い魔達を一掃した。何故かは知らないが、この銀の少女とは旧い戦友かのように息のあったコンビネーションで連携して使い魔達を倒すことが出来た。マミが先へ行っていたということもあったのだが、思っていた程手間をかけずに先へと進めた。
「疲れたかね?お嬢さん」
「いいえ全く、あなたこそ大丈夫かしら?派手に動き回っているけど」
「これでも体力には自信がある方でね、心配しなくとも息切れすることはないさ」
等と軽口を叩きながらほむらは拳銃で、銀の少女は改造銃で銃弾の雨を使い魔達へと浴びせながら進んで行った。
先へ進んで行くとそこには、
「あ、」
大顎を開きマミを食べようとするお菓子の魔女、シャルロッテの姿があった。今手元にある拳銃では火力が足りず、時間停止を発動させるのにもタイムラグがあり、その間にマミが喰われてしまい、間に合わない。
シャルロッテがギロチンのような大顎を閉じようとする。
また、また失敗かと歯噛みする。いつもそうだった。あの人が死ぬのは運命であるかのようだった。
そして、そして、そして。
ドッッッッッッガッッッッッッ!!!!!!という衝撃と共にシャルロッテは大きく後方へと吹き飛んだ。
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