34:名無しNIPPER
2020/01/12(日) 21:16:05.92 ID:zPoxPRfb0
−夜 麻子の部屋−
麻子「(……)」
麻子「(寝られん……)」
――ピンポーン
麻子「(! ……華さん……か)」
――ピンポーン
…マコサン? オキテラッシャイマスカ?
麻子「………………」ゴソゴソ
ガチャ
華「あっ……すみません、起こしてしまいましたか?」
麻子「いや……眠れなかった」
華「そうですか……」
麻子「……で、何か用か」
華「あのぅ……チームの方々に、わたくしのことをお話してきました」
麻子「えっ……」
華「みなさん、最近わたくしと麻子さんが少し変な様子だったのを気にしていたらしく……余計な心配をおかけするよりは、事実をお話した方が良いかと」
麻子「それで……変な薬のせいだって、話したのか……?」
華「はい。わたくしが一方的に麻子さんに……原因があって夢中になってしまっているだけで、麻子さんはわたくしを気遣ってくださっていると。時間が経てば治るので過剰に心配しないでいただくように、と」
麻子「…………」
華「……やはり話さない方が、よかったでしょうか……?」
麻子「いや……それは……別に、いいんだ」ヘタッ
華「ま、麻子さん? 大丈夫ですか!?」
麻子「待って!」ビシッ
華「!!」ビクッ
麻子「すまない……少しだけそっとしといてくれないか」
華「……わたくし、わるいこと、してしまいましたか……?」
麻子「そんなことない。華さんは何にも悪くない。ただ……すまん、ちょっと自分の中が混乱してるんだ」
華「麻子さん……」
麻子「ごめん……」
華「……わかりました。では、失礼いたします」
麻子「……車に気を付けて。絶対だぞ」
華「はい」
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