芹沢あさひ「この雨がいつか止んだなら」
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123: ◆J2O9OeW68.[sage saga]
2020/01/04(土) 21:14:34.68 ID:hoMUvMIQo

「プロデューサー」

 もしあの人の目にも私が泣いているように映っているのだとしたら、それはとても悲しい。
 私たちを染め上げる青の色が、誰の目にも悲しい色としては映っていてほしくない。
 だから私は、多分、生まれて初めて意識的に笑った。
 いまの私はどうみえているだろう? 
 上手く笑えている自信はあまりないけれど、いつも通りの私がそこにいたらいいなと思った。

 一度大きく息を吸って、そのままゆっくりと吐き出す。
 そんなことをするまでもなく、心はもう十分に落ち着いている。酸素だって足りていた。
 だけど、もう少しだけ時間が欲しくって、私はそれを何度か繰り返した。




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