芹沢あさひ「この雨がいつか止んだなら」
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120: ◆J2O9OeW68.[sage saga]
2020/01/04(土) 21:12:57.32 ID:hoMUvMIQo

 雨が止んでからというもの、胸がズキズキと痛んで仕方がなかった。
 何かがあったわけじゃない。だけど、何もないわけでもない。
 そこにあるのは捻じれた楔だ。
 あの人の笑顔は温かくて、優しくて、だからこそ何よりも痛かった。
 この痛みこそが悲しいという感情そのものだというのなら、彼の言っていた通り、やはり私はずっと泣いていたのかもしれない。
 降ってもいない雨のせいで、自分の涙に気がついていなかっただけなのかもしれない。

 ふと、そんな気がした。




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