沙織「うう〜…なんで、なんでなのよ!」
1- 20
4:名無しNIPPER[saga]
2019/12/30(月) 20:34:14.67 ID:fdNmsaD40
「麻子って、胸も小さいよね」
「悪かったな」
 わたしの頭を抱いてくれる麻子の胸は、わたしよりもずっと小さくて、暖かった。
 滲み出した涙をぐりぐりと擦り付けても、麻子は優しく頭を撫でてくれた。
「うん。小さいけどね、あったかいよ」
「…なら、良かった」
「ごめんね、いっつもいっつも…面倒だよね」
「なんだ、今更。お前が面倒くさいことくらい。とっくに知ってる」
 失礼な口調だけれど、わたしを知ってくれている軽口が嬉しかった。
「…あんまり口に出したくないが、私はお前に、本当に感謝してる。だから、その、お前には幸せでいてほしいし、落ち込んでほしくない」
「………」


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
8Res/3.58 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice