高山紗代子「敗者復活のうた」
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98: ◆VHvaOH2b6w[saga]
2019/12/29(日) 13:00:44.50 ID:ZRhpxi3E0
伊織「ええと……」

雪歩「うーん……」

真「……」
以下略 AAS



99: ◆VHvaOH2b6w[saga]
2019/12/29(日) 13:01:22.67 ID:ZRhpxi3E0
伊織「あんたたち、社長の言葉を真に受けすぎよ。ヒュッテってのは、ドイツ語よ。山小屋って意味。英語だとハット」

真「ハットって、帽子じゃないの?」

雪歩「真ちゃん、それはhat。伊織ちゃんが言ってるのは、hutのハット。ほら、ピザハットって言うでしょ?」
以下略 AAS



100: ◆VHvaOH2b6w[saga]
2019/12/29(日) 13:03:25.32 ID:ZRhpxi3E0
真「なんていうか……ゴメンね」

紗代子「え? いいえ、少しだけでもプロデューサーの話が聞けて良かったです」

真「あー……そうじゃなくてさ」
以下略 AAS



101: ◆VHvaOH2b6w[saga]
2019/12/29(日) 13:05:28.72 ID:ZRhpxi3E0
千早「でも、最初は春香のバックじゃないかしら。ほら」

真「あー……うん」

伊織「そうね」
以下略 AAS



102: ◆VHvaOH2b6w[saga]
2019/12/29(日) 13:06:21.60 ID:ZRhpxi3E0

瑞希「衣装合わせでも着ましたが、やはりこう……衣装というものに袖を通すと、アイドルになった……という気がしてきますね。ひしひし」

のり子「ね、ねえ、これ……こんな可愛い衣装、アタシに本当に似合ってるのかな?」

以下略 AAS



103: ◆VHvaOH2b6w[saga]
2019/12/29(日) 13:09:01.56 ID:ZRhpxi3E0
可憐「あ、あの……さ、紗代子さんがまだ来てない……みたいなんですけど」

環「まだメイク室にいたぞ。たまき、呼んでくる」

紗代子「ごめんね、おそくなっちゃった」
以下略 AAS



104: ◆VHvaOH2b6w[saga]
2019/12/29(日) 13:09:50.54 ID:ZRhpxi3E0
麗花「あれ? 見てもらってないの? こーんなに可愛い紗代子ちゃんの晴れ姿を」

紗代子「メガネを外して髪もほどくことは話してあるんですけど……たぶん、プロデューサーがこの姿を見てくれるのは、今日のステージ録画が送られてからかな」

志保「紗代子さん」
以下略 AAS



105: ◆VHvaOH2b6w[saga]
2019/12/29(日) 13:11:26.89 ID:ZRhpxi3E0

 765プロ劇場のこけら落としである公演が始まった。
 駆けつけたファンもマスコミも、後にそのステージを絶賛する。765プロの新しい活躍の場。いや、躍進の発信基地を765プロは手に入れたのだ。
 新しい場には、新しい花が加わった。
 新たに加わった候補生たちは、一同に紹介を受け、お披露目をされた。
以下略 AAS



106: ◆VHvaOH2b6w[saga]
2019/12/29(日) 13:11:54.76 ID:ZRhpxi3E0

 同じ頃、紗代子のプロデューサーは1人、やきもきしていた。

P「ど、どうなったんだ……す、す、ステージは……さ、紗代子も、どんな姿で? 衣装は似合っていたか? メガネを外し……髪も……ど、どんな髪型になった? え、映像は……まだ、か……?」



107: ◆VHvaOH2b6w[saga]
2019/12/29(日) 13:12:36.40 ID:ZRhpxi3E0

     『奇蹟がはじまった』



108: ◆VHvaOH2b6w[saga]
2019/12/29(日) 13:13:12.80 ID:ZRhpxi3E0
順二朗「次回公演のセンターは、プロダクション内の公募で決めたいと思う」

 久しぶりに劇場にやってきた765プロの社長は、開口一番そう言った。

可奈「こうぼ? こうぼってなんですか?」
以下略 AAS



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