80: ◆VHvaOH2b6w[saga]
2019/12/29(日) 12:44:35.94 ID:ZRhpxi3E0
千早「……あなた、名前は?」
静香「え!? あ、は、はい!! 最上……静香で、す……」
千早「如月千早です。よろしくね」
81: ◆VHvaOH2b6w[saga]
2019/12/29(日) 12:45:29.03 ID:ZRhpxi3E0
真「さーて。じゃあ軽く汗を流していく? レッスン場も完備されてるんだよね?」
伊織「ちっょと真、ツアー終わったばかりだからダウン期間じゃないの?」
真「ちっょとだけだって。いくらダウン中でもなんにもしないとなまっちゃうからさ」
82: ◆VHvaOH2b6w[saga]
2019/12/29(日) 12:46:27.16 ID:ZRhpxi3E0
真「へえ、立派なレッスン場だね。あ、みんな続けていいからね」
先に自主レッスンを始めていた一同は、憧れの765プロアイドルに驚き、頭を下げる。
83: ◆VHvaOH2b6w[saga]
2019/12/29(日) 12:47:01.19 ID:ZRhpxi3E0
伊織「ああ……まあ、ね」
千早「誰? あ、もしかして……」
春香「高山……紗代子ちゃんだっけ? ちょっとまだまだって感じではあったけど、大丈夫だよ」
84: ◆VHvaOH2b6w[saga]
2019/12/29(日) 12:47:27.78 ID:ZRhpxi3E0
「けど姉ちゃんもよく続くよな」
紗代子「え?」
85: ◆VHvaOH2b6w[saga]
2019/12/29(日) 12:47:55.64 ID:ZRhpxi3E0
紗代子「今度はなに?」
「自転車、ちゃっとしたの買うよ」
紗代子「? どういうこと?」
86: ◆VHvaOH2b6w[saga]
2019/12/29(日) 12:49:55.80 ID:ZRhpxi3E0
『ダンスは随分と上達したが、まだ表現が固い』
次第に体力もつきリズム感も鍛えられ、まだ自信は持てないがそれでも成長を実感し始めた頃、プロデューサーからメールが届いた。
そしてその指摘に、紗代子は静かに、だが確かに胸が燃え上がるのを感じていた。
87: ◆VHvaOH2b6w[saga]
2019/12/29(日) 12:50:32.25 ID:ZRhpxi3E0
母親はニコニコとしているが、それでも紗代子は申し訳なさそうに頭を下げている。
「なるほどね。それが卵を割っちゃった理由なわけね?」
紗代子「ごめんなさい……やっぱり実際にやってみないとイメージもわかなくて……」
88: ◆VHvaOH2b6w[saga]
2019/12/29(日) 12:51:02.04 ID:ZRhpxi3E0
「ふあーぁ……姉ちゃんおはよう。夕べ夜中に母さんとキッチンでなんかやってた?」
紗代子「あら、おはよう。これ、お弁当」
89: ◆VHvaOH2b6w[saga]
2019/12/29(日) 12:51:32.74 ID:ZRhpxi3E0
「……高山」
「……なんだよ」
90: ◆VHvaOH2b6w[saga]
2019/12/29(日) 12:52:08.50 ID:ZRhpxi3E0
瑞希「高山さんは、卵料理がお好きなんですか?」
紗代子「え? えーと……あはは」
344Res/278.89 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20