319: ◆VHvaOH2b6w[saga]
2019/12/29(日) 18:12:56.59 ID:ZRhpxi3E0
紗代子「ここには誰も いない♪
ここには誰も こない♪
独りきりで 迎える朝♪
でも今日からは 違うの♪」
紗代子の歌に、会場は熱狂した。
みんなが紗代子を注目し、その歌を一瞬たりとも聞き逃すまいと耳を向けた。
紗代子「絶望と暮らした日 サヨナラ♪
弱くて孤独な私に バイバイ♪
弱虫 泣き虫 一番星♪
負けてばかりの私が 歌う♪」
紗代子の歌を聞き、知らずプロデューサーも涙が浮かぶ。
紗代子をイメージした曲と言ったがーーいや、事実その通りなのだが、紗代子が歌うとそれはまるで、自分のことのように彼には感じられた。
もう復讐もない、敗者もいない。あるのは、世界一を目指そうとするアイドルと、それを支える男だけだった。
344Res/278.89 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20