150: ◆VHvaOH2b6w[saga]
2019/12/29(日) 14:22:25.61 ID:ZRhpxi3E0
『一朝一夕に効果のある手法など、ありはしない。少なくとも俺はそんな方法は知らない。ダンスやメイク・着こなし等と同じく、日々の積み重ね以外に歌が上手くなる道などあろうはずがない』
それは当然そうだろう。紗代子もそう思ったところで、画面をスクロールさせると、意外な言葉をプロデューサーは綴っていた。
『だが』
紗代子「えっ!?」
もしかしてあるのだろうか、何かそういう魔法のような特別な方法が。
『声質、声量、テクニック、そうしたものはレッスンで身につけ磨くしかない。だが、これはある意味精神論的というか、感覚的というか観念的、もしくは超自然的なことになるかも知れないが』
紗代子は必死でメールを読み進める。
そしてそこには、こう書かれていた。
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