111: ◆VHvaOH2b6w[saga]
2019/12/29(日) 13:15:51.76 ID:ZRhpxi3E0
瑞希「みんな、私と同じ思いだからです」
紗代子「瑞希ちゃん……」
瑞希「私たちはみんな、高山さんの必死な姿を、そしてあきらめないで最後にはなんでもできるようになっている姿を、すべて知っています」
紗代子「うん……」
瑞希「みんな、高山さんをすごいと思っています。そして、負けたくないと思っています。だから、高山さんが参加しない社内オーディションに不満がありました」
紗代子「そんな風に言ってもらえて嬉しい。でも、私はやっぱり自分を天才だなんて思えないな……だから」
瑞希「? なんでしょうか」
紗代子「これまで通り、一生懸命やるだけかな。オーディション!」
瑞希「はい……それでこそ、高山さんです」
どちらからともなく、2人は手を出し合い握手をした。
夜の帳が降り始め、星空が顔をのぞかせる空の下、2人は互いに戦い合い健闘することを誓い合った。
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