めぐみん「敵いませんね、アクアには」ダクネス「ああ、まったくだ」
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9:名無しNIPPER[sage saga]
2019/12/25(水) 01:23:34.98 ID:ez5T+FUIO
「はむっ」

ちょろ……ちょろろろろろろろろろろろろんっ!

「フハッ!」
「きゃあっ!? ちょっと手にかかったぞ!?」
「フハハハハハハハハハハハハハッ!!!!」

尿瓶に滴り落ちる、聖なる尿のせせらぎの音。
めぐみんの背後の窓からちらつく雪が見えた。
オフホワイトなメリークリスマスだと思った。

「フハハハハハハハハハハハハハッ!!!!」

なんだろう、この感覚は。
今なら本当に魔王を倒せる気がする。
最弱職の俺が、ようやく真の力に目覚めた。
俺が、俺こそが、魔王だった。

駆け巡る全能感は愉悦となり、高らかに哄笑を響かせた俺はおもむろに立ち上がり宣言した。

「ふぅ……さぁーて、世界を救ってくるか!」
「その前にこの尿瓶の中身を捨ててこい!!」

英雄に野暮な物言いをしたのはダクネスだ。
かなりの量が溜まった尿瓶をちゃぷちゃぷ揺らされたので、仕方なくそれを持って部屋から出ようとすると、めぐみんが恥じらいつつ。

「の、飲まないでくださいね」

その発言で一気に冷静さを取り戻した俺は真顔で頷き、真っ直ぐトイレに向かい尿を流した。


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