めぐみん「敵いませんね、アクアには」ダクネス「ああ、まったくだ」
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11:名無しNIPPER[sage saga]
2019/12/25(水) 01:29:18.39 ID:ez5T+FUIO
「なんだよ、お前ら。ニヤニヤして」

部屋に戻ると、めぐみんとダクネスは起きて待っていて、何やら揃ってにやけ面だった。

「カズマも可愛いところがあるんですね」
「不覚にもきゅんときたぞ」

どうやら先ほどのアクアとのやり取りを目撃されていたらしい。怒鳴ろうかと思ったけど、やめた。

「……あんなの、誰だって嬉しいだろ」
「ほほう? カズマは褒めて欲しいのですか?」
「ならば、私たちも目一杯褒めてやろうか?」

めぐみんやダクネスはわりと褒めてくれる。
ちょくちょく感謝が出来るタイプだった。
けれどあの困った女神はそういうタイプではなく、だからこそ今日のあの態度は反則だった。

「きっとアクアはああ見えて、私たち以上にカズマに感謝しているのだと思いますよ?」
「決して口には出さないだけでな」

そうなのだろうか。
もしそうだとしたら。
それは気持ちが悪かった。

「俺はあいつに感謝なんかされたくないよ」
「おやおや、何を格好つけてるのですか?」
「意地を張るのはやめて、素直になれカズマ」
「そんなんじゃねーよ」

揶揄ってくる2人にこれまで思っていても口に出すことがなかったある仮説を語って聞かせた。


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