北条加蓮「藍子と」高森藍子「灰を被っていた女の子のお話」
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32:名無しNIPPER[sage saga]
2019/12/24(火) 17:43:22.17 ID:SmxjqBVS0
「それで、そう。話は戻るけど……あの子ね。私達が変わっていくにつれて、あの子も。話してくれることが増えてきたの」
「窓から外を見たお話。綺麗なお花を見に行きたいお話」
「それから、あれが欲しい、これが欲しい、って言うことも増えてきて――」
「くす。違う意味で大変になっちゃったかもね。ワガママを言う子供が増えちゃってねぇ」

藍子「みなさんの笑顔が、増えたんですね……」

加蓮「あはは……。甘いとこ見せたらそうなるよ。子供だからって舐めてるでしょ」

「そんなことないけどなぁ……」
「子供達みんなが明るくなって、そうしたら保護者の方達も、少しずつ前向きになって……お礼を言われることも、増えてきたのよ」
「それでまた、私たちも嬉しくなって……良い循環が生まれた、って言うのかしら?」

「変えるきっかけをくれたのは、加蓮ちゃん。あなたなの」

加蓮「私が、きっかけ……」

「だから、ありがとう」
「子供達の笑顔を増やしてくれて、ありがとう。加蓮ちゃん」

加蓮「っ……」


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