北条加蓮「藍子と」高森藍子「灰を被っていた女の子のお話」
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29:名無しNIPPER[sage saga]
2019/12/24(火) 17:41:51.45 ID:SmxjqBVS0
「退院して、アイドルになった加蓮ちゃんを見て、多くの人がびっくりした。医者も、看護師も」
「だって、加蓮ちゃんがアイドルに憧れてることすら、知らない人の方が多かったから」
「何も持っていないような、敵対心以外の感情を見せることのなかった女の子が」
「いつの間にか、こんなに煌めいていて……情熱的に歌っている、って」

加蓮「……」

「それから多くの人が申し訳ないって思ったり、後悔したり……。こんな強い気持ちを持っていた女の子を、ちゃんと見てあげなかったって」
「ちゃんと、夢を持っていたんだ……って。ほっとした人もいたっけ」

藍子「……」

「それでね。しばらくしてから加蓮ちゃん、サンタクロースになって病院の子供達にプレゼントを配りたいって言ってくれたでしょ?」
「知っていると思うけど、あのプレゼントね。子供達、みんな大喜びで……」
「だけど喜んだのは、子供だけじゃなかった。大人達もなの」
「加蓮ちゃんは大きく成長したけど、ここのことも忘れないでいてくれる。嫌な思い出しかないだろう場所だけど、無かったことにしないで――」
「それに、そこにいる子供達のことを想ってくれている。もしかしたら、病院に勤めている自分たち以上に――って」

加蓮「え、あ、……あはは、そ、そなの? そなんだー……」

藍子「加蓮ちゃん」ジトー

加蓮「うぐっ……」

「それで――……?」

加蓮「えーっとさ。そのー……」


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