15: ◆d26MZoI9xM
2019/12/16(月) 00:29:00.45 ID:nY0iWbpOO
「ふんふんふーん」
ショッピングを心ゆくまで楽しんだ加蓮は満足げにフライドポテトを頬張る。片手にポテト、もう片方の手には参考書を持って。
「テスト勉強?」
「学校のテストはもう終わったよ? これは番組の企画用。読んでみる?」
「えーと、どれどれ?」
そういやみんなテストの結果で一喜一憂してたっけか。加蓮に渡された参考書をペラペラとしてみる。
「加蓮、秘書になるの?」
「そっ。私たちの冠番組の企画で16歳でも取れる資格を取ろうって話になって。前に別の資格は取ったんだけど、その二弾ってところ」
秘書検定が16歳から取ることができるなんて知らなかった。実際資格を取ったところで加蓮は忙しい身だからあんまり活かせない気も……。
「んげ……」
「どうしたのプロデューサーさん」
プロデュースの参考になるかもしれないから帰りにでも秘書検定の参考書買おうかなと思っていたらメールが届く。差出人は部長。滅多にメールなんか送ってこないのに至急戻って来いって何があったんだ怖い怖い。
「部長から呼び出しくらった」
「あらま。なんかやらかしたの?」
「いやまさかそんな……ことはないと、思う……」
振り返ってみたけど部長の雷が落ちるようなことはしていないはずだ。
「てなわけですまん加蓮! 俺は事務所に戻る!」
「えっ、ちょっと!? この服どうするの!?」
「今タクシー呼んだからそれで持って帰りなさい!」
「流石に準備が早い!」
タクシーはいつでも呼べるようにすること、先輩からの教えだ。後ろからブーブー言ってくる加蓮に心の中でもう一度謝り急いで事務所へと戻った。
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