135: ◆d26MZoI9xM
2019/12/16(月) 23:17:47.44 ID:nY0iWbpOO
「やっ」
「これはこれは! 美穂殿のプロデューサー殿! 本日もトレーニング日和でありますね!」
加蓮を送った後、モールによってちょっとした買い物をしてきた俺はレッスンルームで筋トレをしていた亜季を捕まえる。
「珍しいでありますね、部署も違うと言うのに私に何用でしょうか?」
「用ってほどではないんだけどね。昨日、誕生日だったでしょ? 本当は昨日祝うべきだったけど美穂のバースデーライブやらで忙しかったから……1日遅れだけど、おめでとう亜季」
「なんと! 私の誕生日も覚えてくれたのでありますか!」
「そりゃ担当と同じ日だからね」
大切な子と同じ誕生日だから多分忘れようがないだろうな。
「ほー! これはアメリカ陸軍少尉の階級バッジではありませんか! いやはや、不肖大和亜季、軍曹と呼ばれることはあれども少尉と呼ばれたのは初めてでありますな! ……あの、ひょっとしてプロデューサー殿の中で私が殉職したとかない、ですよね?」
「いや、そんなつもりはないよ!?」
「アッハッハ! 冗談であります!」
なんでかは分からないけど並んでいるバッジの中から自然とこれを選んでしまっていた。まぁ、あれだな。殉職するように見えないし、二階級特進レベルの武勲を立てたってことで!
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