女「私、あなたのことが好きになってしまいました」
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50: ◆qhZgDsXIyvBi[saga]
2019/12/18(水) 22:26:31.43 ID:XxmaiqzQ0
男「それは凄いね」
女「父が映画関係の仕事をしているので、よく観ます」
男「へえ! それはもっと凄い」
51: ◆qhZgDsXIyvBi[saga]
2019/12/18(水) 22:28:13.05 ID:XxmaiqzQ0
男(ううっ、トイレ……)
軽く身震いをして、僕はトイレに向かった。
男「ごめん、トイレ行ってくるね」
52: ◆qhZgDsXIyvBi[saga]
2019/12/18(水) 22:32:33.91 ID:XxmaiqzQ0
男「……ん?」
トイレを済ませて、僕は教室に戻ろうとしていた。
しかし、教室の中がいつもよりも騒がしい。というか、いつもと間違いなく違う騒がしさだ。
53:名無しNIPPER[sage]
2019/12/18(水) 23:11:20.86 ID:LPJqbwqzO
つづきはよ
54: ◆qhZgDsXIyvBi[saga]
2019/12/21(土) 00:17:30.93 ID:QNmU56sQ0
「昨日もだけど、お前と女さん付き合ってんのか?」
男「つ、付き合ってないよ!」
『好き』とは言われたけれど。
55: ◆qhZgDsXIyvBi[saga]
2019/12/21(土) 00:24:42.60 ID:QNmU56sQ0
その日のお昼は、まさに驚天動地のことが起きた。
女「男さん」
男「は、はい」
56: ◆qhZgDsXIyvBi[saga]
2019/12/21(土) 00:25:18.66 ID:QNmU56sQ0
男「べ、弁当?!」
女「いつも売店で購入していると聞いたので。迷惑でしたか」
男「い、いや迷惑じゃないけど……」
57: ◆qhZgDsXIyvBi[saga]
2019/12/21(土) 00:27:55.12 ID:QNmU56sQ0
男「……」
女「……」
男「本当にいただいてもいいの?」
58: ◆qhZgDsXIyvBi[saga]
2019/12/21(土) 00:29:22.88 ID:QNmU56sQ0
卵焼きを箸で持ち上げて、口へと運んだ。
女「……」
男「美味しい! これ、女さんの手作り?」
59: ◆qhZgDsXIyvBi[saga]
2019/12/21(土) 00:30:49.33 ID:QNmU56sQ0
口に運ぶと、次々と色んな幸せがやってくる。どれも美味しい。
男「あっ、ごめん。食べるのに夢中になってあんまり話せなくて」
女「いいえ。気にしてません。美味しいですか」
60: ◆qhZgDsXIyvBi[saga]
2019/12/21(土) 00:35:20.59 ID:QNmU56sQ0
彼女は、目を伏せて、横を向いた。
結ばれた髪型が、大きく揺れる。
男「髪型のこと?」
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