女「私、あなたのことが好きになってしまいました」
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111: ◆qhZgDsXIyvBi[saga]
2020/01/07(火) 22:27:37.95 ID:kfdrueWW0
女「昼食、ごちそうさまです」
男「こちらこそ、映画誘ってくれてありがとう。お昼ぐらい出させてよ」
女「ありがとうございます。それに……」
112: ◆qhZgDsXIyvBi[saga]
2020/01/07(火) 22:29:22.03 ID:kfdrueWW0
女「実は、恋愛映画を観るのは初めてでした」
男「え」
女「ずっと、観る勇気が無くて。今回やっと観ることができました」
113: ◆qhZgDsXIyvBi[saga]
2020/01/07(火) 22:30:06.90 ID:kfdrueWW0
女「クリスマスパーティー、必ず来て欲しいです」
男「行くよ、もちろん」
女「はい」
114: ◆qhZgDsXIyvBi[saga]
2020/01/07(火) 22:31:37.71 ID:kfdrueWW0
男「そ、そっか。うん。じゃあ次はクリスマスパーティーだね」
女「はい。それでは」
男「うん。バイバイ」
115: ◆qhZgDsXIyvBi[saga]
2020/01/07(火) 22:39:44.22 ID:kfdrueWW0
ここまで。つづきます
116: ◆qhZgDsXIyvBi[saga]
2020/01/20(月) 21:43:54.72 ID:sdzGPrfY0
そして、クリスマスパーティー当日。
僕は寒さを見込んで、厚めのコートを着て出かけた。
クリスマスパーティーには特にドレスコードというものはない。
117: ◆qhZgDsXIyvBi[saga]
2020/01/20(月) 21:44:37.67 ID:sdzGPrfY0
このクリスマスパーティーは生徒会有志であっても、文化部が気合を入れている行事だ。
春頃に学祭をやってしまうこともあって、手持ち無沙汰になっているのだろう。
クリスマスらしい色彩の入場門が作られ、校内はきらびやかなイルミネーションで輝く。
118: ◆qhZgDsXIyvBi[saga]
2020/01/20(月) 21:45:27.79 ID:sdzGPrfY0
学校に到着すると、すでに校内はざわついていた。
今年は出店もあるらしく、去年以上に盛況している。
男(さて、と)
119: ◆qhZgDsXIyvBi[saga]
2020/01/20(月) 21:48:33.36 ID:sdzGPrfY0
周りの生徒に注目されてしまって、恥ずかしい。
女「ごめんなさい、急に声をかけてしまって」
男「ううん、こっちこそ驚いてごめん」
120: ◆qhZgDsXIyvBi[saga]
2020/01/20(月) 21:54:42.69 ID:sdzGPrfY0
彼女の佇まいは、先日の服装よりもカジュアルに近かった。
制服によせつつ色味はクリスマスらしく赤みのあるPコートに纏っていた。
チェック柄のストールをゆったりと首元に巻いて、手は可愛らしいミトンをはめていた。
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