武内P「私をドキドキさせたい?」小梅「……うん」
↓ 1- 覧 板 20
9: ◆SbXzuGhlwpak[sage]
2019/12/08(日) 17:49:25.99 ID:obxw+A5Q0
「不器用だけど一生懸命で……頑張っているけどそれを必要以上に見せようとはしなくて……嘘なんかつかなくて、真面目で……自分が悪いわけじゃないのに言い訳しなくて……思ってないから。コイツはアタシがいないとダメだなんて、思ってないから」
「――美嘉さん?」
「ひゃっ!?」
さっきまでとは別の意味で不穏な気配を漂わせ始めた美嘉さんに、つい冷めた眼を向けてしまう。
それに美嘉さんは、ついに汗をかきはじめるほど慌てて反応する。
「美嘉さん、ひょっとして……」
「違うから! 小梅ちゃんは今考えているのは誤解だから、きっと! とにかくアイツと仲が良いのはいいけど、小梅ちゃんは年頃のカワイイ女の子という自覚を持ってね! じゃあね!」
問い詰めようにも美嘉さんは慌てて否定すると、勢いよく部屋を飛び出て――
「キャッ!?」
「だ、大丈夫ですか?」
誰かと廊下でぶつかったみたい。
聞き覚えのある声にまさかと思って部屋から顔だけのぞかせると、案の定そこにはプロデューサーさんがいた。
――美嘉さんの細い肩をしっかりと抱きしめるプロデューサーさんがいた。
美嘉さんはというと、後ろ姿からでもわかるぐらい顔を真っ赤にしている。
「城ヶ崎さん。お怪我はありませんか?」
「あ……その……」
「どこか痛みでも?」
心配するのはいいけど……肩から手を放せや。
なんだか見ていて、これまでに経験の無い怒りに似た何かが沸々とわいてくる。
「ぼ……」
「ぼ?」
「ボンバーーーッ!!?」
両肩に手を乗せたまま、怪我が無いか心配で目を近づけてくるプロデューサーさん。
そんなプロデューサーさんのせいで美嘉さんは耳も首筋も真っ赤に染め上げ、湯気が出てくるんじゃないかと思った瞬間。
茜さんがよく口にする言葉を叫びながら、元気よく走り去ってしまった。
「怪我は……無いようですね。良かった」
「……良くないよ」
何が起きているのかよくわかっていないプロデューサーさんは、とりあえず美嘉さんが元気なので一安心しているのに、思わず突っ込んじゃう。
もしかして私は、自分の手で最強の敵を生み出してしまったかもしれない――
42Res/48.41 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20