武内P「私をドキドキさせたい?」小梅「……うん」
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10: ◆SbXzuGhlwpak[sage]
2019/12/08(日) 17:50:09.83 ID:obxw+A5Q0
――その日を境に、美嘉さんのプロデューサーさんへの態度がガラリと代わってしまった。


「ねえ、アンタ。ブログ用の写メチェックしてくんない★」

「はい。それでは失礼しま――」

「なになに〜? どうしたの急に固まっちゃって★」

「その……少し過激すぎるように思えます」

「え〜どこがー? そんなことないっしょ〜」

「……肌を、見せすぎではないかと」

「ウソ〜、そう思っちゃうんだー。でもそれってそこばっか見てるからじゃないのぉ〜? フフッ★」

「そ、そのようなことは決して!」

「んー、まあアンタがそう言うならこの写真あげるのは止めとこっか」

「そうしていただけると助かります」

「でもせっかくいい具合に撮れたのにもったいない――アッ、そうだ★」♪〜

「誰かに送るので――城ケ崎さん?」♪〜

「はい、アタシの自撮り★ 変な事に使っちゃダメだからね〜」

「城ケ崎さん!?」


プロデューサーさんとの距離が、近い。
美嘉さんはプロデューサーさんに刺々しい時があったから、一緒にいる私としては仲が良くなるのは嬉しいんだけど――距離が、近すぎる。


「……美嘉さん」

「ん、どうしたの小梅ちゃ――って本当にどうしたの小梅ちゃん?」

「し、白坂さん?」


私はいったいどんな顔をしているんだろう?
美嘉さんだけじゃなく、プロデューサーさんまで驚いた顔をしちゃってる。


「何だか最近……プロデューサーさんとの距離が、近すぎない?」

「……あのね、小梅ちゃん。コイツって自分から年頃の女の子との距離を詰められると思う?」

「城ケ崎さん?」

「……ううん」

「白坂さん!?」


プロデューサーさんがショックを受けているけど、今は美嘉さんが相手。
だから待っててねプロデューサーさん。


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