武内P「私をドキドキさせたい?」小梅「……うん」
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6: ◆SbXzuGhlwpak[sage]
2019/12/08(日) 17:46:14.31 ID:obxw+A5Q0

「こ、小梅ちゃん!?」

「……美嘉さん? どうしたの?」


プロデューサーさんが困った顔で言いあぐねてたら、入口の方で美嘉さんがどうしたのか顔を引きつらせている。


「ど、どうしたのって……と、とりあえず小梅ちゃんこっち来てくれる?」

「でも……今プロデューサーさんとお話中で」

「白坂さん。多分私が言いたかったことは、城ヶ崎さんが話してくれますので」

「……え?」


いったいどういうことなんだろう?
わからなかったけど二人がそう言うから美嘉さんに近づくと、美嘉さんは私の手を握って部屋から私を連れだした。
……部屋から出る時、美嘉さんがプロデューサーさんを睨んだのは気のせいかな。


「……小梅ちゃん。アイツに変な事されなかった?」

「……変な事って?」


別の部屋に入ると、美嘉さんは心配そうに私の眼をのぞき込みながら訊いてきた。
アイツっていうのはプロデューサーさんのことなんだろうけど……変な事って何?


「え……えっと……無意味にベタベタと体を触られたり、変な目でじっとりと見てきたりとか」

「……? ううん、そんなこと無いよ」

「じゃ……じゃあ小梅ちゃん、アイツにもたれかかりながら腕に抱きついてたけど……別に無理矢理じゃなくって、自分からしてたの?」

「うん」


どうやら私がプロデューサーさんにくっついていたせいで、美嘉さんに誤解されちゃったみたい。
プロデューサーさんにまた悪いことしちゃった。


「よ、良かったぁ……」

「ご、ごめんなさい。心配かけちゃって」

「ん、いいのいいの。アタシが勝手に心配しただけだから★ アイツいまいちどんな奴なのかわかんないから、もしかしてってアタシ不安になっちゃって……小梅ちゃん、アイツにくっついて怖くないの?」

「え?」


プロデューサーさんが、怖い?
あんなに体が大きくって、不器用で可愛らしいプロデューサーさんが?


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