武内P「私をドキドキさせたい?」小梅「……うん」
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18: ◆SbXzuGhlwpak[sage]
2019/12/08(日) 18:00:37.43 ID:obxw+A5Q0
※ ※ ※



「……よく考えたら、楓さんはおっぱい大きくない」

「気絶から目覚めるや否や、突然どうしたんですか?」


幸子ちゃんに呆れられているのか心配されているのか判断しにくい目を向けられたけど、何もおかしいことはない。
人は眠っているうちに情報を整理するって聞いたことがある。
そして気づけた――プロデューサーさんが一番弱いのは、楓さんだ!


「……確かにプロデューサーさんはボクのプロデューサーさんだっていうのに、楓さんの押しにすごく弱いですねぇ。いくら楓さんが大人っぽくてキレイで相手を絡めとるのが上手くて人間的に魅力にあふれているからって、世界で一番カワイイボクをないがしろにする理由にはならないのに」

「……ねえ、幸子ちゃん。私たちでそんな楓さんのマネができるのって……何かな?」

「え、ええ? お酒はボクたちはダメですし……ダジャレ? いえ、無理ですね。アレは楓さんだから許されている感じがあります」


私と同じダメージを受けたはずなのにもうピンピンしている幸子ちゃんは、私の突然の問いかけに真面目に考えてくれる。


「距離感……? スウッて相手のふところに潜り込む感じがありますけど、これもマネできるものじゃありませんし……」


……楓さん、どれだけ自分だけのモノを持っているんだろう。
あんな女神様みたいな人に立ち向かうなんて、私じゃ無理なのかな……?


「あ、そうです! マネできるものがありました!」

「……ッ!? それは、何?」

「仕草ですよ仕草。色っぽいけど下品さは少しも無い、キレイな仕草。難しいとは思いますけど、なんとかマネできる範囲だと思いますね」


仕草か。
確かに楓さんは動きの一つ一つに気品がある。
美人って得だな――ってところもあるけど、仕草がキレイだからってのも確かにあると思う。

早速試してみよう……ッ


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