ハリー・ポッター「僕の言うことを聞け」ドラ子・マルフォイ「……はい」
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名無しNIPPER
[sage saga]
2019/12/07(土) 23:11:10.48 ID:kNKMPaOnO
「ハリー、正直に答えてくれんかの?」
「はい、なんですか?」
「君はヴォルデモートを恨んでおるか?」
そう言われると複雑だ。返答に困る。
その存在を知ったのはボクワーツに入学する際であり、それまでは知らなかった。
だからいざ両親の仇と言われても実感がない。
「好きではありません。すごく嫌いです」
「よろしい。極めて安心出来る回答じゃ」
最終的に好きか嫌いかの二択で選んでみた。
恨みとまでは言わずとも、大嫌いみたいな。
そんな僕の答えに、校長は満足げに頷いた。
「では、マグルについてはどう思う?」
「別に、なんとも」
「君の叔父さんと叔母さんについては?」
「嫌いですね。ついでに従兄弟も嫌いです」
すると校長は興味深そうにハリーを見つめた。
「君は不思議な価値観を持っておるな」
「別に、普通のことだと思いますけど」
「普通の考え方が何より難しいのじゃ」
そのように人は出来ておらぬと、ダンブルドアは酷く疲れたように嘆息をこぼした。
「この魔法界でも、そして人間界でも、全てを一概に一纏めにしようとする輩が多いのじゃ」
「先生、それはおかしいです。良い人も居れば、悪い人もいる。魔法使いやマグルだからといって一概に差別することは間違ってます」
「そうじゃ、間違っておる。君は正しい」
正しいけれど、そう考えられるものは少ない。
故にこの少年は特別であると周囲に見られる。
普通にするには世界を変えなくてはならない。
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