ハリー・ポッター「僕の言うことを聞け」ドラ子・マルフォイ「……はい」
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49:名無しNIPPER[sage saga]
2019/12/07(土) 23:00:40.47 ID:kNKMPaOnO
『よいか、魔法薬とは結果を生み出す魔法だ』

スネイプ教授はそう言っていた。
結果を生み出す魔法。自分が望む結果。
そのためには素材を集める必要がある。
しかし、肝心の調合レシピがなかった。

『レシピは必要ない』
『魔法薬は料理に似ていると思います』

レシピは必要ない。魔法薬は料理である。
教授の問いかけに、ドラ子はそう答えた。
大切なのは望む結果に至る為に、素材を厳選すること。何が必要なのかを見極めることだ。
どうすればいいかではなく、何が必要か。

2人を助ける為にどうすればいいかではなく。
2人を助ける為に、何が必要か。賢者の石だ。
欲しいのは石ではなく、2人が助かる結果だ。

「お願いだ、鏡の僕。僕は2人を助けたい」

まるで正解を導き出したことを祝福するかのように、鏡の中のハリーはにっこり笑って手に持った賢者の石をポケットに仕舞い、その後ろに佇む両親も正しい望みを見つけた息子に向かって、優しく微笑んだ。そこでふと気づく。

鏡と同じように、ポケットが膨らんでいた。

「よくやった、ポッター!」

ハリーが賢者の石を鏡から取り出したのを見て、クィレルは狂喜した。念願の賢者の石。
それさえあれば、闇の帝王は復活を遂げる。


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