【シャニマス】摩美々「ナッキンコールにありがとー」
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61: ◆RZFwc/0Dpg[sage saga]
2019/12/04(水) 23:08:45.61 ID:JiBnuEL3o

「なんて……そんなこと、思い始めちゃって」


 摩美々の声は震えていた。
以下略 AAS



62: ◆RZFwc/0Dpg[sage saga]
2019/12/04(水) 23:09:17.49 ID:JiBnuEL3o

 自分に才能があると認めたくて。
 人に期待されるに足る、何かがあると確信したくて。

 
以下略 AAS



63: ◆RZFwc/0Dpg[sage saga]
2019/12/04(水) 23:09:50.60 ID:JiBnuEL3o

 黙り込んだままの摩美々に言う。


「摩美々。そんなこと気にしなくて良いん──」
以下略 AAS



64: ◆RZFwc/0Dpg[sage saga]
2019/12/04(水) 23:10:23.24 ID:JiBnuEL3o


 本当にこの子は……。
 飄々としているように見えて、とても不器用だ。

以下略 AAS



65: ◆RZFwc/0Dpg[sage saga]
2019/12/04(水) 23:11:00.74 ID:JiBnuEL3o

「プロデューサーは私に、輝くものがあるって言ってくれるけど」

「もし私の中にあるそれが、本当は偽物の、薄っぺらな紙の月だったら……どうしよう」

以下略 AAS



66: ◆RZFwc/0Dpg[sage saga]
2019/12/04(水) 23:11:37.33 ID:JiBnuEL3o


 彼女はきっと、その芯はとても優しい子なのだ。

 こんなに心細い立場に置かれてもなお、摩美々は周りのことを考えている。
以下略 AAS



67: ◆RZFwc/0Dpg[sage saga]
2019/12/04(水) 23:12:09.50 ID:JiBnuEL3o


「──大丈夫だよ。摩美々」


以下略 AAS



68: ◆RZFwc/0Dpg[sage saga]
2019/12/04(水) 23:12:50.85 ID:JiBnuEL3o

 最早動揺を隠すことさえ忘れて、摩美々は言う。


「でも、それじゃあ……またいつか、ガッカリさせるかも……」
以下略 AAS



69: ◆RZFwc/0Dpg[sage saga]
2019/12/04(水) 23:13:23.11 ID:JiBnuEL3o

 しばらくお互いに言葉がなかった。

 俺の背後の、人々のざわめき。
 摩美々の後ろの、人々のざわめき。
以下略 AAS



70: ◆RZFwc/0Dpg[sage saga]
2019/12/04(水) 23:13:59.52 ID:JiBnuEL3o

 心底呆れたと言う口調。
 それなのに何処か晴れ晴れとしたような声色。

 そんな摩美々の呟きにふと自分の発言を思い返すと、何だか急に顔が火照ってきた。
以下略 AAS



71: ◆RZFwc/0Dpg[sage saga]
2019/12/04(水) 23:14:33.02 ID:JiBnuEL3o

「ねぇ、プロデューサー」

「どうした?」

以下略 AAS



72: ◆RZFwc/0Dpg[sage saga]
2019/12/04(水) 23:15:05.68 ID:JiBnuEL3o

 ゆっくり振り返ると、少しだけばつの悪そうな顔をした少女が立っている。


「お帰り、摩美々」
以下略 AAS



73: ◆RZFwc/0Dpg[sage saga]
2019/12/04(水) 23:15:48.77 ID:JiBnuEL3o

──
────
──────

以下略 AAS



74: ◆RZFwc/0Dpg[sage saga]
2019/12/04(水) 23:16:21.88 ID:JiBnuEL3o



  それはまるでバーナム&ベイリーの世界
  所詮は作り物の紛い物
以下略 AAS



75: ◆RZFwc/0Dpg[sage saga]
2019/12/04(水) 23:16:54.35 ID:JiBnuEL3o


 ──そんな、数ヵ月前の出来事を思い出したのは。
 今日の空があの日みたいに澄んでいたからだと思う。

以下略 AAS



76: ◆RZFwc/0Dpg[sage saga]
2019/12/04(水) 23:17:31.01 ID:JiBnuEL3o

 なんでも今日は、新しく始まるユニットのメンバーと顔合わせがあるらしい。

 そんな日に限って、撮影の後にそのまま受けた雑誌のインタビューが押しに押して。待ち合わせの時間が迫る今、彼は相当焦っているようだった。

以下略 AAS



77: ◆RZFwc/0Dpg[sage saga]
2019/12/04(水) 23:18:03.34 ID:JiBnuEL3o


 結局、あれから何かが大きく変わることはなかった。

 いつもみたいにレッスンをして。
以下略 AAS



78: ◆RZFwc/0Dpg[sage saga]
2019/12/04(水) 23:18:36.56 ID:JiBnuEL3o

 そんな調子だから私に才能があるのかなんて、まだ分かっていない。

 このままアイドルとしてやっていけるのか、なんてことも分からない。

以下略 AAS



79: ◆RZFwc/0Dpg[sage saga]
2019/12/04(水) 23:19:18.75 ID:JiBnuEL3o


「──でも、あなたが信じてくれるのなら。私もそれを、信じてみてもいいかな……なぁんて」

「摩美々ーっ! ほら走って走って、遅れちゃうぞぉ!!」
以下略 AAS



80: ◆RZFwc/0Dpg[sage saga]
2019/12/04(水) 23:21:34.85 ID:JiBnuEL3o
お願いします神様僕に限定摩美々を下さいお願いします本当にお願いしますよろしくお願いしますありがとうございました


81:名無しNIPPER[sage]
2019/12/05(木) 02:26:40.32 ID:z+Sr71jvo



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