【シャニマス】摩美々「ナッキンコールにありがとー」
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17: ◆RZFwc/0Dpg[sage saga]
2019/12/04(水) 22:43:26.75 ID:JiBnuEL3o


「──田中摩美々さん、"第二位"ですっ!!!」




18: ◆RZFwc/0Dpg[sage saga]
2019/12/04(水) 22:43:58.73 ID:JiBnuEL3o

 目の眩むようなスポットライトの中、司会者のその叫び声を聞いた瞬間。


 手足の先がすーっと冷えた。
以下略 AAS



19: ◆RZFwc/0Dpg[sage saga]
2019/12/04(水) 22:44:37.10 ID:JiBnuEL3o


 差し出されたマイクを丸々一拍遅れてから、慌てて手にして言う。


以下略 AAS



20: ◆RZFwc/0Dpg[sage saga]
2019/12/04(水) 22:45:16.58 ID:JiBnuEL3o

「すいませーん、私ダメでしたー」


 わざわざ舞台袖まで迎えに来てくれていたプロデューサーに、そう言った。
以下略 AAS



21: ◆RZFwc/0Dpg[sage saga]
2019/12/04(水) 22:45:53.23 ID:JiBnuEL3o

自分を抑えるために、私は息をゆっくり吐く。


「皆の期待を裏切る悪い子でー……ごめんなさい」
以下略 AAS



22: ◆RZFwc/0Dpg[sage saga]
2019/12/04(水) 22:46:25.12 ID:JiBnuEL3o


 限界だった。
 靴もスーツも真っ暗な舞台袖も……何もかもが溶けて滲んで。私の目に映るものは全て、涙で溺れたみたいになった。

以下略 AAS



23: ◆RZFwc/0Dpg[sage saga]
2019/12/04(水) 22:46:58.12 ID:JiBnuEL3o



  それはただのキャンバスに描いた空
  モスリンの木の上に広がってる
以下略 AAS



24: ◆RZFwc/0Dpg[sage saga]
2019/12/04(水) 22:47:30.48 ID:JiBnuEL3o


 俺達が決勝で負けた次の日は、空気が澄んでいた。
 秋晴れの遠くで、くっきりとした鰯雲が描かれている。

以下略 AAS



25: ◆RZFwc/0Dpg[sage saga]
2019/12/04(水) 22:48:01.07 ID:JiBnuEL3o


「……大丈夫か? 疲れも残ってるだろうし、気持ちを切り替える必要もあるだろうから、数日は休みにするつもりだったんだけど」


以下略 AAS



26: ◆RZFwc/0Dpg[sage saga]
2019/12/04(水) 22:48:32.93 ID:JiBnuEL3o


 信号待ちになったので、隣に立つ摩美々の顔色を改めて窺う。彼女はやはり、いつも通りの平然とした表情だ。


以下略 AAS



27: ◆RZFwc/0Dpg[sage saga]
2019/12/04(水) 22:49:11.84 ID:JiBnuEL3o

 違和感を覚えたのは、ダンスレッスンの最中だった。


「……あれ?」
以下略 AAS



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