環いろは「桜子ちゃんが二人になっちゃった?!」
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40: ◆LXjZXGUZxjdx[sage saga]
2019/12/01(日) 17:04:48.04 ID:5yCClcPC0
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◇ 柊桜子 307歳
秋野かえでの消滅魔法で三栗あやめが消滅した瞬間に、夏目かこの再現魔法で三栗あやめの存在を再現させる。
そうすると、質量0の三栗あやめが現れる。その状態で消滅魔法を掛け続ける。三栗あやめの質量は減少し続ける。
そうしてできあがった三栗あやめは、重力に反して空中に浮かぶ。手で押すと、相手は何もしていないのに、手を押し返してくる。
負の質量の生成に成功。
396186体の三栗あやめを消滅させて、ようやくの成功。
その翌日、
キュゥべえが私の前に現れた。
その時の会話。
キュゥべえ「ボクの名前はキュゥべえ」
桜子「 |知ってる| 」
キュゥべえ「君は柊桜子。またの名を万年桜のウワサ。君は人でもなければ魔法少女でもない。君は300年以上前に死亡した柊ねむの魔法によって生み出されたウワサと呼ばれる存在。そう認識しているけど、合っているかな?」
桜子「 |うん| 」
キュゥべえ「この宇宙では存在がありえない負の質量を観測したから、気になって見に来たんだ。君はここで何をしているんだい?」
桜子「 |タイムマシンを作っている| 」
キュゥべえ「タイムマシン? 一体なんの目的があって作っているんだい?」
桜子「 |タイムマシンを使って過去に飛ぶ。そしていろはに会いに行く| 」
キュゥべえ「いろは? 柊ねむと同時代に生きて、神浜市という町だった場所で活躍していた魔法少女、環いろはの事かい?」
桜子「 |そう| 」
キュゥべえ「辺りにある大量の実験装置と、拘束している大勢のコピー魔法少女を見るに、君は環いろはに会うために長年この鏡の魔女の結界の中たった一人でタイムマシンの開発をしていたみたいだね。ウワサというのはボクにはよく分からないけど、凄まじい執念だ」
キュゥべえ「ところで、君はどうやってタイムマシンを作るつもりだい? 物理法則に反しているそれは人間の夢物語の中にしか存在しない架空の産物だよ」
桜子「 |高エネルギーの粒子同士を衝突させて超重力を生み出し、それで歪んだ時空連続体を、負の質量で安定させたワームホールで接続する| 」
キュゥべえ「なるほどね・・・。その具体的なロードマップに加え、更には不完全とは言えそれらを発生させる装置も既にあるみたいだ。つまり、人間の夢物語の中にしかなかったタイムマシンを実現させられる可能性がある」
キュゥべえ「君の科学力はある意味、ボクたちの科学力を凌駕しているようだ。いや、君のそれは科学と言うより、魔法の力を大いに利用しているようだから、魔法科学と言うべきだろうか」
桜子「 |あなたは何しにここに来たの? 私の邪魔をするの? 様子を見に来ただけなら早く帰って| 」
キュゥべえ「少し様子を見るだけのつもりだったけど、君の現状を知ってボクの目的は変わった」
桜子「 |・・・?| 」
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