環いろは「桜子ちゃんが二人になっちゃった?!」
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26: ◆LXjZXGUZxjdx[sage saga]
2019/12/01(日) 15:42:37.16 ID:5yCClcPC0
やちよ「あの桜子さんはずっといろはの側に居るのよ。それこそ、お風呂も、トイレも、授業中もずっと。いろはは大丈夫大丈夫って言うのだけれど、どう見たって大丈夫じゃないのよ。相当ストレスを溜め込んでいると思う」
やちよ「フェリシアやレナも迷惑しているみたいで、なんとかしてくれって私にクレームしてくるし」
やちよ「かといって、あの桜子さんはいろはから引き離そうとすると殺気立つから、下手に刺激できない。鶴乃ですら全く敵わないほどの力があるし」
やちよ「なにより、いろはの側にいる限りはおとなしいけど、いつ気が変わって私たちを攻撃してくるか分からない。そんな状態をこれからもずっと続けるのは現実的じゃないと思うの」
みふゆ「ふーん? なんかごちゃごちゃ言ってますけど、要は、やっちゃんはヤキモチを焼いているんですよね? いろはさんを桜子さんに取られて」
やちよ「なっ?! ちがっ・・・ぐっ・・・うっ、ん、ま、まあ、そうよ・・・それもあるわね・・・・」
みふゆ「うふふっ。素直が一番です」
みふゆ「そう言う事なら分かりました。きっといろはさんが命令すれば、あの桜子さんは長い時間無抵抗になってくれるでしょう。そうすればワタシが幻惑魔法を深く掛けられます」
みふゆ「ただ、幻惑魔法で永眠させることはいろはさんには言わない方がいいでしょう。相手はミラーズのコピーですから、殺意を感じ取られると攻撃してくるかもしれませんし。最悪そうなった場合も想定して、鶴乃さん並みの実力者を何人か待機させておいた方がいいですね」
やちよ「ええ、それは私も同意見よ。こういうことがあるから神浜マギアユニオンを結成して本当に良かったと思うわ」
みふゆ「そうですね。ですが、あの桜子さんは今まで見てきたコピーと様子が違うのも事実です。だから、念のため十七夜さんに偽物であると確認してもらってからの方がいいですよ」
やちよ「実はそれが一番引っかかってるのよ・・・。十七夜は既にあの桜子さんに読心をしていて、偽物かどうか判別してもらっていたんだけど」
みふゆ「えっ?」
やちよ「十七夜は、あの桜子さんは本物だって言ったわ。意味が分からないわよね。本物が二人いるなんて物理的にあり得ないのに」
みふゆ「えっ? ちょ、ちょっと待ってくださいっ。それ、いつの話ですか?」
やちよ「初めてあの桜子さんと会った時だから、数日前よ。里見さんがミラーズに置いた装置を持って帰るのを十七夜に手伝ってもらった時」
みふゆ「それはおかしいですよ。だってワタシ、今日ここに来る時に、外でばったり十七夜さんと会って少し立ち話したんですけど、その時に、灯花がコピーの桜子さんへのハッキングに失敗した話をしたら、十七夜さんは今桜子さんが二人いることを知っていませんでしたよ」
やちよ「・・・・んっ? どういうこと?」
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