139:名無しNIPPER[saga]
2020/01/15(水) 19:54:50.85 ID:/NkKgyLd0
イーグル隊は隣の検問所に並び直し、3人とも無事チェックを通過した。フェンスで区切られた道を進み、ニューロサンゼルスの中へと入ると1人の軍人が待っていた。
軍人「貴方達がイーグル隊ですね?」
飯田「ああ」
軍人「お待ちしてました。いや、酷い天気ですね」
飯田「だな。ところで貴方は?」
軍人「ああ、すいません。私は憲兵総局、作戦司令副部長のスミスです。さあ部長がお待ちです、こちらへ」
スミスの後をついて街を歩く中、重武装の兵士達が目についた。
兵士「行くぞ、突入!!」
バタン!
合図とともに兵士達は薄汚れた建物の中へと入り、姿は見えなくなったが奥から声が聞こえてきた。
女「キャッー!」
兵士「全員手を挙げろ!そこのお前、早く手を上げろ!我々は発砲を許されている!」
女子供の泣き声と兵士の怒号が激しく飛び交い、1人の若者が建物から飛び出してきた。
兵士「止まれ!」
若者「ヒイッ!」
若者は恐怖のあまり兵士の声が聞こえておらず、走り続けようとした。
兵士「ちっ!」タタタン!
若者「あっ...!」バタッ
若者は膝から崩れ落ち動かなくなった。
飯田「...いつもこうか?」
スミス「え?ああ、我々も好きでああしてるわけではないですよ。貴方達も検問所で見たでしょう?テロリストを下手に逃せば被害が拡大します。そもそもレジスタンスでないのなら大人しく捜査に応じればいいのです」
アリス「そうは言っても...」
スミス「いいえ、そのような甘さがより多くの死に繋がるのです。我々の役目は人々を守ること。そして誰かを守るには、時に誰かを殺す必要もあるのですよ。...さあ、行きましょう」
再びスミスについて進むが、同じような光景は道中で何度も目に入った。
779Res/423.11 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20