47: ◆L6OaR8HKlk[sage saga]
2019/11/25(月) 22:11:20.52 ID:NBL3UyTw0
熊野「歌声、かしら……?」
木々の合間を縫うように、聴き心地の良い女性の歌声が耳へ流れ込んでくる
俺を除く二人の足が、自然とその方へと向かっていった
秋月「誰が……でも……気持ちいい……」
熊野「ええ、本当に……蕩けそうですわ……」
( T)「スゥーーーーーーーー……」
『歌で誘う』。そんな怪異は数多いが、その中でも最も有名なのは
(#T)「歌うのやめねえと刺身にすんぞクソアマァァァ!!!!!!!!!!!!!!」
秋月「ひゃっ!?」
熊野「どぉおっ!?」
『セイレーン』、別名を『人魚』だろう
熊野「もう!!驚かせないでくださる!?」
( T)「怒んな。俺が居なかったら結構危なかったぞ。虜にされてた」
秋月「っ……秋月達、勝手に向かって……」
熊野「た、確かに……警戒すべき事態なのに、安心しきってましたわ……」
( T)「怖いねえ。まぁ顔見知りだからそのまま行っても大丈夫だったんだけどな」
秋月「どなたですか?」
( T)「アリエル」
熊野「あり得る……?」
秋月「洗剤……?」
( T)「嘘だろ……お前らリトルマーメイド観た事……ええ……?」
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