白雪千夜「足りすぎている」
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71:名無しNIPPER[saga]
2019/11/22(金) 23:34:19.62 ID:QXbKSZYO0
「ニェット、チヨ」

 声が聞こえた方を振り向くと、いつも優しく微笑んでいるアーニャさんが、険しい顔をして私を見つめていた。

「プロデューサーもアーニャも、チヨに言ってほしいです。
 チヨは、アーニャと一緒のラブライカ、やりたくないですか?」


 ――アーニャさん、そういう言い方はズルいと思います。

「あっ! ちよちー、首の後ろを掻いた」
「プロデューサーとおんなじだね!」

「えっ?」

 ふと、自分の手を見つめた。
 私の手が、いつの間に首へ――?


「白雪さん」

 向き直ると、ソイツは、少し柔らかくなった部屋の空気に少しも表情を緩めることなく、私を見つめていた。

「あなたの抱く感情は、もっともです。
 無言の圧力で、あなたに押しつけるような形となり、大変申し訳なく思います。
 当然に、この責任はプロデューサーである私が取ります」



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