白雪千夜「足りすぎている」
1- 20
63:名無しNIPPER[saga]
2019/11/22(金) 23:18:08.98 ID:QXbKSZYO0
「……95…! 96…! 97…! 98…!」

 これもようやく――ようやく、終わる。

「……99…!! ひゃくーーっ!!!」


 悲鳴のようなカウントが夕暮れの広場に弾け、同時に皆の体が一斉にその場に崩れ落ちた。

 さすがに、これは堪えたな――。
 膝と両手をつき、肩で息をしているうちに、目の前の地面に汗がいくつも垂れていく。
 顔についていた白粉は、とっくに剥がれ落ちているだろう。


「チヨ」

 ふと、視界が少し暗くなった。
 何とか体を起こして見上げると、アーニャさんがペットボトルを持って目の前に立っている。
「お水です」



<<前のレス[*]次のレス[#]>>
301Res/285.11 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice