白雪千夜「足りすぎている」
1- 20
56:名無しNIPPER[saga]
2019/11/22(金) 23:05:49.56 ID:QXbKSZYO0
「チヨ。一緒にチーム、組みましょう」

「何の、ですか?」
「リレー、ですね?」

 プロジェクトのリーダーに任命された美波さんから、どういう訳か提案があったらしい。
 二つのチームに別れて行うとのことで、アーニャさんが楽しそうに私に駆け寄ってきた。


 言ったそばからこれか。
 第一、これはステージパフォーマンスとは何も関係が無いのではないか。
 戯れにしても、度が過ぎている。

 だが、すっかり皆やる気のようだ。
 レッスンの時と同じか、それ以上に息巻いている。

 気分転換、というものか――。
 自身の器量の小ささ故に、必要以上のことを行ってこなかった私には、あまり馴染みがなかったことだと気づかされる。


「分かりました」

 これも戯れ。
 私一人の心情など、取るに足らないものであれば、流れに身を任せていればいい。



<<前のレス[*]次のレス[#]>>
301Res/285.11 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice