白雪千夜「足りすぎている」
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224:名無しNIPPER[saga]
2019/11/23(土) 21:41:49.55 ID:1/ZkFkMM0
「!!? だっ!?」
 肺の中の空気が一気に押し出され、地上に打ち上げられた魚のように呼吸の仕方を忘れてむせてしまう。

「チヨ、大丈夫ですか!?」
「にゃははー、反応しすぎー♪ お別れの挨拶代わりにハグくらい、ルーマニアでも普通でしょー?」

 な、何がデリケートな内容は無いだ。
 それに、今のは明らかに思わせぶりな言い方だった。


 で、でも――冷静に考えて、それでも違和感が拭えないことに気づく。

「ちとせさんと美城常務が……ハグ? どうしてですか?」

「あの二人が親しい人同士なら、別にヘンでもないんじゃないかにゃ?
 何で親しいかと聞かれたらあたしにも分かんないけど、ちとせちゃん、常務の胸に顔をギューッて埋めて、すごく幸せそうだったなー」



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