白雪千夜「足りすぎている」
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103:名無しNIPPER[saga]
2019/11/23(土) 00:50:53.30 ID:1/ZkFkMM0
 観賞が終わり、三人で事務所に立ち寄った。
 特に用は無かったのだが、アイツのことが気になると二人が言い出したため、様子を見に行くことになったのだ。

 だが、シンデレラプロジェクトの事務室に行くと、そこにアイツはいなかった。
 それどころか――。

「ちょ、ちょっと! 何をするんですか!?」

 みくさんの、少しヒステリックな声がこだました。
 普段もそれなりに騒がしい人ではあるが、李衣菜さんに怒る時のような賑やかな調子は、微塵も感じられない。

 引っ越し業者らしき真っ青な作業着に身を包んだ男の人達は、困ったように頭を掻いている。

「何と言われましても、ここを片付けろという依頼があったもので……」

 そう説明する間も、何人もの作業員達が事務室に出入りし、中にあったものを次々に運び出していく。



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