102:名無しNIPPER[saga]
2019/11/23(土) 00:49:21.31 ID:1/ZkFkMM0
「何か、千夜とプロデューサーのやり取りってさ……ヘンだよね」
「ヘン?」
首を傾げる私に、凛さんは苦笑しながら手を振るう。
「だってさ。お前呼ばわりもそうだけど、結構キツい言い方に聞こえるのに、プロデューサーも普通に返してるし」
「ダー。リンも、そう思っていましたか。
チヨとプロデューサー、何だか、信頼感があって、楽しそうです」
「いや、信頼というものでは……」
一体何を言っているんだろう、この人達は――。
「あ、ほら。首を掻いた」
――凛さんに指摘され、無意識で首の後ろに回していた手を引っ込める。
「プロデューサーと一緒、ですね?」
「……次に進みましょう」
せっかく美しいものを観賞しに来ているのだ。
くだらない話に付き合うより、これを楽しむ方に時間を費やす方がはるかに有意義である。
後ろの二人が、小さく笑い合っているのが聞こえる。
不可解だな。実に、不可解極まりない。
301Res/285.11 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20