119: ◆BAS9sRqc3g[sage saga]
2019/11/19(火) 22:40:09.94 ID:6s/A4gNC0
眩いばかりのステージの上から観覧に入っている一般のお客さんが見えた。
若い人ばかりで、
120: ◆BAS9sRqc3g[sage saga]
2019/11/19(火) 22:41:26.77 ID:6s/A4gNC0
放送し終わったあとの世間一般の反応を見てみたが、
私のことは結局
121: ◆BAS9sRqc3g[sage saga]
2019/11/19(火) 22:42:21.55 ID:6s/A4gNC0
志保はあれから歌の仕事がいくつか来るようになったのだとか言うが、
全て断っているのだそう。
122: ◆BAS9sRqc3g[sage saga]
2019/11/19(火) 22:44:03.25 ID:6s/A4gNC0
娘はそう答えた志保に対して納得いってない表情をしていた。
唄えるんだから唄えばいいのに、と不満なのだろう。
123: ◆BAS9sRqc3g[sage saga]
2019/11/19(火) 22:45:11.85 ID:6s/A4gNC0
引退兼解散ライブが終わりステージ裏で
メンバーを代表して志保から花束を貰う時、
志保は少しうつむきがちに言った。
124: ◆BAS9sRqc3g[sage saga]
2019/11/19(火) 22:46:29.26 ID:6s/A4gNC0
どうしたのだろう? と思っていたら、
バッと顔をあげた志保は涙でぐしゃぐしゃの顔を私に向けて、
震える声で言った。
125: ◆BAS9sRqc3g[sage saga]
2019/11/19(火) 22:46:57.14 ID:6s/A4gNC0
「どうして今言うのよぉ……」
126: ◆BAS9sRqc3g[sage saga]
2019/11/19(火) 22:48:09.25 ID:6s/A4gNC0
あれから――。
127: ◆BAS9sRqc3g[sage saga]
2019/11/19(火) 22:48:50.11 ID:6s/A4gNC0
「あ、茜さん!? どうしてここに」
128: ◆BAS9sRqc3g[sage saga]
2019/11/19(火) 22:49:23.97 ID:6s/A4gNC0
それから茜さんからは意外なことも聞いた。
「誰とも連絡が取れない状態だったのに、麗花ちゃんだけはお見舞いに来てくれたんだよね」
129: ◆BAS9sRqc3g[sage saga]
2019/11/19(火) 22:50:03.15 ID:6s/A4gNC0
茜さんは頭を抱えながら言っていた。
その気持はよく分かる。あのひとのことはやっぱり良く分からない。
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