124: ◆BAS9sRqc3g[sage saga]
2019/11/19(火) 22:46:29.26 ID:6s/A4gNC0
どうしたのだろう? と思っていたら、
バッと顔をあげた志保は涙でぐしゃぐしゃの顔を私に向けて、
震える声で言った。
「あなたのことがずっとずっと大好きで、
ずっと……ずっと羨ましかった。
どうして……辞めるなんて言ったの!
ばか! もっと……ずっとあなたと唄いたかったのに!」
もう27歳にもなる頃だったのに、
志保は真っ先に声をあげて子供のように泣きじゃくった。
花束を持ったまま私に体当たりするように抱きついてきた彼女を見て
星梨花も茜さんも麗花さんまでもが泣きながら私にしがみついてきた。
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