ゼロ「おかえり、カレン」紅月カレン「うん……ただいま」
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4:名無しNIPPER[sage saga]
2019/11/15(金) 22:55:27.24 ID:OH3iAZ/LO
(あーあ。アホらしい……もう帰ろうかしら)

わざわざ人目を忍んで学園まで来て損した。
どうしてせっかくの休みにこんな目に。
ただ、彼と学園で過ごしたかっただけなのに。

「ふふっ……本当に寝顔だけは可愛いな」

(はいはい。まったく、一生やってなさいよ)

C.C.の機嫌の良さそうな声音が鼻につく。
憤慨した私は踵を返して立ち去ろうとした。
けれど、次の瞬間の光景に目を奪われた。

「どうだ、ルルーシュ。息が出来ないだろう」
「……っ………ぷぁっ」
「ふふふっ。まるで溺れているみたいだな」

(鼻をつまむとか……あの女、性格悪すぎ)

穏やかに寝息を立てていた彼は可哀想に。
C.C.に鼻を塞がれて、非常に苦しそうだ。
止めようかどうするか迷っているうちに。

「よし、わかった。人工呼吸をしてやろう」

(はあっ!? なに言ってんのっ!?)

思わず耳を疑って、身を乗り出す。
自分で鼻を塞いで溺れさせた癖に。
それで人工呼吸とは意味不明にも程がある。


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