ゼロ「おかえり、カレン」紅月カレン「うん……ただいま」
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2:名無しNIPPER[sage saga]
2019/11/15(金) 22:52:33.83 ID:OH3iAZ/LO
「意外とバレないものね」

久しぶりに学生服に袖を通して。
何食わぬ顔で生徒に紛れ込んだ。
とはいえ、余り目立つ訳にはいかない。

「相変わらず平和ね、ここは」

アッシュフォード学園は平和そのものだった。
謀略渦巻く戦場とは、大きくかけ離れている。
それでいいと思うし、それが本望でもあった。

「教室には……居ないみたいね」

教室を覗いて、彼の姿を探すも見当たらない。
生徒会のメンバーに見つかって騒ぎになることは避けたいので、長居はせずに立ち去った。

教室に彼は居なかった。
どこに行ってしまったのだろう。
そろそろ授業が始まる。
廊下をウロウロしていれば怪しまれる。

「良い天気。日向ぼっこには最適ね」

廊下の窓から外を眺めると、 青い空が眩しい。
せっかくの休日なのだから、ゆっくりしたい。
そう思って、私は屋上へと続く階段を上った。


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