ゼロ「おかえり、カレン」紅月カレン「うん……ただいま」
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名無しNIPPER
[sage saga]
2019/11/15(金) 23:09:46.63 ID:OH3iAZ/LO
おまけ
「C.C.!」
ある日の晩、ルルーシュは激怒していた。
もう完全に頭にきて、冷静ではなかった。
自室のドアを開けると、一目散に自分のベッドに向かい、こんもり丸まった布団を剥いだ。
「いい加減にしろ!」
「なんだ、藪から棒に。騒がしいぞ」
そこにはC.C.が横になっていて。
我が物顔でルルーシュのベッドを占領中。
それはそれで頭にくるのだが、それよりも。
「こっちに来い!」
「なんだ? 夜のデートのお誘いか?」
「いいから来るんだ!」
問答無用で彼女を起こしたルルーシュの剣幕に、突如オラオラ系に目覚めたのかと訝しみながら、C.C.は素肌に彼のワイシャツのみを纏い、下は何も穿かぬままベッドから降りた。
ルルーシュはこう見えて、初心である。
なのであまり露出が多いと照れてしまう。
そんな童貞特有の習性をよく理解しているC.C.は、常にギリギリを攻めてくる。
これ以上でも以下でもない、境界線の上。
ルルーシュは全然気にしてないふりをする。
しかし、チラチラとふとももに眼を向ける。
そうされると、C.C.は非常に満足であった。
ちなみに、彼のワイシャツには2種類あり。
ひとつは彼が一日着た物。嗜好品である。
もうひとつは洗いたてで自らの匂いをつける。
すると彼は、C.C.が傍にいなくとも彼女の匂いに四六時中包まれるということになるのだ。
もっとも、その事実にルルーシュは気づいておらず、柔軟剤の香りとしか思っていなかった。
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