タイトルを書くと誰かがストーリーを書いてくれるスレ part7
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183:名無しNIPPER
2020/03/19(木) 20:48:00.55 ID:YkUUXEQ/0
>>165
乙です。雰囲気好き


184:名無しNIPPER[sage]
2020/03/20(金) 00:31:15.06 ID:5ljZ8Sf2O
タイトル「異形姫」


185:名無しNIPPER[saga]
2020/03/20(金) 22:23:56.47 ID:DefHUZV/0
タイトル「鈴木戦隊サトーマン」


186:名無しNIPPER[saga]
2020/03/20(金) 22:25:15.27 ID:DefHUZV/0
タイトル「蘇に愛された男」


187:名無しNIPPER[saga]
2020/03/21(土) 22:09:44.42 ID:6PrV1mXi0
タイトル「100手後に死ぬ黒石」


188:名無しNIPPER[sage saga]
2020/03/26(木) 23:49:16.99 ID:HzwCLkz90
>>77「停止した惑星」

北方――これはあくまで便宜的な呼び名ではあるが――に、爛々と太陽が燃えている。
その場所に北中してから、同じ箇所を延々と照らし続け、杏子色の空には南へとたなびいていく雲があった。

以下略 AAS



189:名無しNIPPER[sage saga]
2020/03/31(火) 00:32:12.87 ID:UxSSfY4l0
>>80「寂れた街」

一番小高いところに続く、コンクリートの階段を駆け上がって振り返る。蔦の這った壁が消えて、のろのろと漁船がやってくる細い湾港と、仄かに揺らぐ更紗のような雲が水平線の彼方までを覆っているのが、初夏の植物の青臭さと潮の香りが混じった風と共に届いた。

「ほら見てみい、ヤッちゃんとこのおじちゃんがかえってきとるが!」真っ白いランニングに白いラインの入った短パンを身に着けた褐色の少年が声を上げた。安物のサンダルは酷使されて足裏が擦れて溝はほとんどなくなっている。
以下略 AAS



190:名無しNIPPER[saga]
2020/03/31(火) 07:59:44.56 ID:qyHliMANO
タイトル「盤取」


191:名無しNIPPER[sage saga]
2020/03/31(火) 22:07:28.42 ID:UxSSfY4l0
>>189の続き

 とけーちゃんは家の並びを指さし、町の縁の斜面に沿うようにして示した。窓の中身は真っ黒く、ガラスが破れているのもちらほら見える。
あるいは外壁を蔓が這って覆い、玄関わきの柱が濃緑色に隠されてしまっている。
「見えたやろ。どうや、そう思わんか。あれが悲しうてたまらんのや、ちっさいころに可愛がってもろたかもわからんのに、いつの間にかいなくなってもうとんねん。お礼も何も言われへんねやぞ!」
以下略 AAS



192:名無しNIPPER[sage saga]
2020/04/02(木) 00:21:34.81 ID:BXPvmphL0
>>81「死を待つ天使」

重い、鈍色の錠に繋がれながら、けば立ち汚くなった翼に涙して考えた。おれが女と交わることが、いったいどうしてそんなに甚大なことなんだ。
ああ、確かに良いことではないさ。それでもだ、それでも、だ……両方の性器を破壊した上に首を切り落とすって、あまりに残酷じゃないか。しかも天使が手を下す。名目では正義の下での裁断は構わぬ、ということ。いうには、父なる存在の思し召しの通り、だとよ。そりゃもちろん知ってはいるんだがな、だからといって全員が全員、父なるを骨の髄まで信奉し心酔せねばならない、というのには違和感があるんだ。何故かって、父なるが必ず真理を透徹していると、誰が保証できるというんだ?

以下略 AAS



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