757: ◆rbbm4ODkU.[saga]
2022/12/03(土) 02:27:56.77 ID:WbElbDnF0
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叢雲「どうも浮けないってわけじゃないみたいなのよね」
男「というと?」
758: ◆rbbm4ODkU.[saga]
2022/12/03(土) 02:30:10.18 ID:WbElbDnF0
男『海が怖いか?』
訓練終わりの緋色にそう聞いてみた。
緋色『怖くはないわ。そりゃ、夜の海はちょっと怖いけど、それだけよ』
759: ◆rbbm4ODkU.[saga]
2022/12/03(土) 02:31:10.68 ID:WbElbDnF0
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提督「おぉこれが例のレプリカか」
男『気をつけろよ。迂闊に撃つと眼鏡割れるぞ』
760: ◆rbbm4ODkU.[saga]
2022/12/03(土) 02:32:12.49 ID:WbElbDnF0
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そんなある日、唐突に執務室に呼ばれた。
男「え」
761: ◆rbbm4ODkU.[saga]
2022/12/03(土) 02:33:05.10 ID:WbElbDnF0
男「何故いる」
提督「僕もそれを何度も聞いてるんだけど、答えてくれなくてね…」
しーちゃん「まあまあ、とりあえず座っちゃってください」
762: ◆rbbm4ODkU.[saga]
2022/12/03(土) 02:34:10.28 ID:WbElbDnF0
しーちゃん「そうそう、どうですか今日の私」
男「ん?」
言われて改めてしーちゃんを見る。
763: ◆rbbm4ODkU.[saga]
2022/12/03(土) 02:34:50.66 ID:WbElbDnF0
しーちゃん「で!どうですかこれ?」
男「流行とかオシャレはよく分からんが、似合ってると思うぞ。元々短髪でサッパリしたイメージがあるし、髪色も合わせて、上手く言えんが夏らしくていいと思う」
始めてみるのにそんな気がしないのは街中で見かける学生のような格好だからだろう。
764: ◆rbbm4ODkU.[saga]
2022/12/03(土) 02:36:01.44 ID:WbElbDnF0
しーちゃん「ご安心を。話したいことが無いわけじゃありません。ほら、もう少しで選挙あるじゃないですか」
提督「あぁ、そういう話かい」
男「つっても別に何処にって程関心はないんだよなぁ。そりゃ投票は行くけどさ」
765: ◆rbbm4ODkU.[saga]
2022/12/03(土) 02:37:18.54 ID:WbElbDnF0
提督「政界関係者?」
男「えっと、これ言っていいのか?」
しーちゃん「いいんじゃないですか?元ですし」
766: ◆rbbm4ODkU.[saga]
2022/12/03(土) 02:38:08.69 ID:WbElbDnF0
しーちゃん「政治家もここぞとばかりに色々な意見を出していますが、なにせ世論も三つ巴四つ巴と意見が大いに割れてますからねぇ。この観点で何処に票が集まるか誰も読めない状況なんですよ」
提督「軍としても国民の支持は欲しい。けどどういったスタンスが正しいかわからない状況なんだ。それに元々艦娘の扱いをどうするべきかは内部でも意見が割れていた。今回の事でそれが表面化しているんだ」
しーちゃん「ざっくり人権派と兵器派で派閥ができてまして。私は元帥殿から派閥の鎮守府に使者としてお使いに来てるんです」
767: ◆rbbm4ODkU.[saga]
2022/12/03(土) 02:38:48.70 ID:WbElbDnF0
提督「貴方のいる三課はこういう時政治的なアピールに向いているのでは?」
しーちゃん「向いてますよ。ただ私達はあくまで軍の広報です。軍内で意見が割れている以上どちらかに偏った広報はできません。こっちの立場が危うくなるので」
男「何もしないと?」
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