677: ◆rbbm4ODkU.[saga]
2022/04/26(火) 00:44:26.42 ID:X/2IuQil0
瑞鳳『どうしたの?』
男『どうしたって、それは…』
なんてことはない風に、まるでドッキリのためのただのメイクだとでもいうように瑞鳳はこちらに近づいてくる。
だがそんなことはない。人間なら大怪我だ。艦娘なら、どうなんだろうかこれは。
こうして普通にしているあたりそう大したものじゃない、のか?
瑞鳳『すっごく怖い顔してるよ』スッ
瑞鳳が俺の顔に手を伸ばしてくる。
すっかり固まった血の跡が残る左腕を伸ばして。
飛龍『いたぁぁ!!!』ダダダ
男『え?』
瑞鳳『あ』
飛龍が声をあげながらものすごい剣幕でこちらに走ってきた。
飛龍『ちょぉっとこの娘仮てくから!』ヒョイ
瑞鳳『にゃっ』
親猫のように瑞鳳首根っこをつかんで持ち上げる。
飛龍『あとこれお弁当ね!じゃ!』ビュン
男『お、おう、ありが』
最後まで言う前に瑞鳳を引っ張って走り去ってしまった。
何だったんだあれは。
男『昼飯届いたぞ〜』
緋色『何かあったの?飛龍さんの凄い声がしてたけど』
男『あれここまで聞こえていたのか。ん〜何があったのか俺もいまいちわかってないんだよな』
前にも似たような事があったっけ。飛龍のやつ本当に俺がとって食われると思ってるんじゃないだろうな。
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