659: ◆rbbm4ODkU.[saga]
2022/03/21(月) 05:24:51.63 ID:0Hx+2bE/0
叢雲『…なんで、話せているの?』
夕張『なんで?』
叢雲『今、この鎮守府は有線されているメインシステム以外は完全にスタンドアローンのはずでしょ!』
夕張『えっと、あれ?なんで、かしらね…』カチカチ
夕張が画面を切り替える。
システムは確かにまだ再起動していない。
叢雲『こちらからは観測できない通信方法の可能性は』
夕張『そんなまさか、とは思うけど…でも可能性自体はいくらでもあるわ。情報部やらとつながりがあるのなら尚の事。でもそんなの私達の手には負えない、追えないわよ…』
私はそういった技術面に関して決して詳しいわけではない。それでもそのような手段が一調査員を名乗る彼に与えられているとは考えにくい。
なら一体何者だというの…
夕張『ど、どうする?』
叢雲『復旧を進めてちょうだい。これ以上は、今は無理でしょうから』
流石にこれ以上は手間を割くわけにはいかない。まずもって作戦の成功が第一だ。
想定外の結果が出てしまった以上一度保留にするほかない。
だけど、はたして私にどうこうできる相手なのかしら。
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